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Freestyleリブレって何?

Freestyleリブレとは何かご存じですか?

上腕に取り付けて連続的な血糖値を測定する機械のことですが、文字だけでは十分に理解できませんよね。

今回は私が実際に使用したFreestyleリブレのグラフも用いてご説明します。

目次

Freestyleリブレとは

FreeStyleリブレシステムは2つの主要な部品で構成されています。手のひらサイズのReaderと、上腕の後ろ側に装着する使い捨てセンサー。
Readerを使って、ワイヤレスでセンサーをスキャンすることで、グルコース値を測定することができます。

従来の指先に針を刺して測定する機械とは異なり、毎回の指針による痛みがなく、1日4回ほどReaderや携帯を用いてスキャンすればいいだけなのです。毎食後の測定が不要で、携帯などでスキャンするのみなのは仕事や子育てしている身からするととても助かりました。

引用・画像:Abbott https://www.myfreestyle.jp/hcp/products/freestyle-libre/overview.html

Freestyleリブレで測定するグルコール濃度とは?

グルコースは毛細血管と間質液の間を自由に移動しており、血糖値と間質液中のグルコース値は相関性が高いことが証明されています。下の図からわかるように、血液の血糖値が上昇した後に間質液のグルコース値が上昇するので、5~10分ほどのタイムラグが発生する可能性はあります。

急激な変化がない時には近い値となります。 → 炭水化物が消化されると、グルコースはまず血液に入ります。そのため、血糖値が上がり、それに続いて間質液中のグルコース値が上がります。 → 下降する時も同様です。血糖値が下がり、それに続いて間質液中のグルコース値が下がります。 注)血糖値と間質液中のグルコース値の違いには個人差があります。

しかし、食後2時間値のみならず、就寝時・早朝の低血糖の具合も連続的に把握できる点はとても優れた機械だと思います。実際、寝ているときに低血糖になっていることや、お腹が空くと感じた時は血糖値が100を切っているなど、自分の血糖値を把握しやすかったです。

画像提供・参考

Abbott  https://www.myfreestyle.jp/hcp/products/freestyle-libre/overview.html

測定値のグラフはどうなっているの?

では次に実際の測定後のグラフはどう表示されるのか見てみましょう。携帯アプリの場合下図のように表示されます。

私の場合は7時10時12時15時18時21時と1日6食に分食していたので、このように山がいくつも出来上がるグラフになっています。食後140㎎/dlを超えないよう指導を受けているので、クリアできていると思います。

このように1日の血糖値が連続的に把握できたので、とても便利でした。自覚症状がない低血糖や高血糖も目で確認できるので、どんな時に低血糖なのかなど早期発見に役立つと思います。

食事内容と血糖値

それでは私がリブレを使い始めた時の血糖値を見てみましょう。

初期はまだ仕事もしており、1日3食、昼食のおかずは購入して食べることが多かったです。

お昼にカレーを食べたときは下図のようになり、血糖値の急上昇がわかります。

また、昼食に白米・副菜は持参し、コンビニでおかず(中華)のみを購入した時の血糖値のグラフは下図のようになりました。

2日連続で血糖値の急上昇がわかります。血糖値の上昇に衝撃を受け、この日以降白米の量を減量したり、ブランパンを試してみたり、分食にしてみたりなど工夫を始めました。

朝食時にサラダ、ゆで卵、ウインナー、8枚切り食パン半分を食べたとき(左)とパンをブランパンに変えて食べたとき(右)の血糖値の変化は次のようになりました。

朝7時頃のグラフを見ると右図の方が低くなっているのがわかります。食パンからブランパンに切り替えるだけで血糖値がこんなにも低下するなんてと感動したのを覚えています。このように連続的な血糖値を確認することができるのでとても便利です。

ブランパンについては私の別の記事で紹介していますので閲覧してみてください↓

試行錯誤すること1か月、現在は6回の分食(主に米⇒パンへ切り替え)に落ち着き、140㎎/dlを超えることもほぼなく、安定した食生活になりました。

医師からもリブレ開始から1,2か月が勝負で、食生活で落ち着けばインスリンに頼ることもないので、いろいろと試してみてと言われました。初めは1回量が少ないとお腹が空き、イライラしていた自分がいたと思います。家族にも申し訳なかったなと思いました。ただ、そのうちに1回量の少食にも慣れていき落ち着きますので心配ないかと思います。

また、私は仕事をしている間は血糖値がなかなか安定しなかったのですが、産休に入ってからは比較的安定してきました。血糖値はストレスの影響を大いに受けるようなので、注意してくださいね。

まとめ

今回はFreestyleリブレについてご紹介しました。

食事内容によって血糖値が随分変わることがわかってもらえたと思います。

私の実際のグラフを見てもらい、リブレの使い方・食事内容の参考になればと思います。

ストレスも血糖値には影響するのであまり神経質にならないようにしてくださいね。

ちなみに2024年3月にFreestyleリブレ2が発売され、スキャン不要で1分毎にリアルタイムでグルコース値を測定してくれるようです。どんどん便利になりますね。

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