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妊娠糖尿病の私が実践した食事療法

妊婦検診にて突如お医者さんから血糖値が高いと指摘され、不安になった方がいるのではないでしょうか?

私もその一人です。初めは尿たんぱく陽性が出て、「甘いものでも食べたかな?」なんてお医者さんに言われて笑って過ごしていましたが、妊娠中期頃に行う75gブドウ糖負荷試験(OGTT)にて妊娠糖尿病が判明してしまいました。

妊娠糖尿病になった場合、まずは食事制限を行い、改善しない場合はインスリン療法へ進んでいきます。

私の場合はOGTTの結果が、第一子時は比較的軽度だったのでカロリー制限のみ、第二子時は3点オーバーのためリブレという血糖値センサーを付けて血糖コントロールをしながらの食事制限で経過を見ることになりました。リブレでの管理がうまく行かなければ大学病院で入院と言われていました。

インスリンとなると1週間ほど入院しないとならない為、第二子の時は上の子がまだ小さかったので入院はしたくないという思いが強く、食事療法を一生懸命頑張りました。

幸い分食(1日6回に分けて食事を摂る)にて血糖コントロールがうまく行き、インスリンに頼ることなく過ごせたのでよかったです。

このような経験から、同じ悩みを持っているママさんに食事療法で取り入れた内容を妊娠糖尿病の概要と共にご紹介します。

目次

妊娠糖尿病とは?

妊娠糖尿病とは、妊娠をきっかけに始めて出現する糖代謝異常(糖尿病症状の出現)です。

(妊娠前に既に糖尿病と診断されている場合や妊娠中の明らかな糖尿病と診断された場合は含めません)

多くの場合は出産後に改善・消失しますが、適切に血糖コントロールを行わなければ母子への健康被害を及ぼします。

妊娠糖尿病の原因は妊娠後に胎盤から分泌されるホルモンの影響でインスリン抵抗性は強まり、血糖値が上昇します。特に妊娠後期は胎盤の成長が著しく、インスリン分泌が抑えられるため、糖尿病症状が強くなる傾向にあります。

(インスリン抵抗性:インスリンの効き具合のこと⇒膵臓からインスリンが血中に分泌されているにも関わらず、標的臓器のインスリンに対する感受性が低下して、作用が鈍くなっている状態)

参照:国立国際医療研究センター https://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/080/030/13.html

妊娠糖尿病の診断基準

75g傾向ブドウ糖負荷試験において次の基準の1点以上を満たした場合に診断する

  1. 空腹時血糖≧92㎎/dl
  2. 1時間値≧180㎎/dl
  3. 2時間値≧153㎎/dl

参照:国立国際医療研究センター糖尿病情報センター

参照:国立国際医療研究センター https://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/080/030/13.html

妊娠中の血糖測定はどんなものがあるの?

①自己血糖測定

指先の皮膚に針を刺し、わずかな量の血から血糖値を調べます。

②持続血糖測定

皮下に細い電極を装着し、そこから皮下の間質液中のグルコース(ブドウ糖)の濃さを計測します。24時間以上(最長14日間)続けて血糖値の変化を記録することができ、グラフで血糖の推移を確認することができます

私は②の持続血糖測定(FreeStyleリブレ)を使用していました。

携帯で24時間の血糖値が確認でき、食事内容もメモできるため、食べすぎや自分に合わない食事内容など考察しやすかったです。

画像:テルモ https://mds.terumo.co.jp/user/medisafefit.html Abbott https://www.myfreestyle.jp/hcp/products/freestyle-libre/overview.html

食事療法の基本

さて、食事に関してですが、みなさんご存知だと思いますが、食べる順番が大事です。

  1. 食物繊維を多く含んだきのこ、野菜、海藻などの副菜
  2. 肉や魚、卵、大豆製品などのたんぱく質を含む主菜
  3. ご飯やパン、麺類などの炭水化物を含む主食

の順番に食べます。血糖の推移を確認すると、サラダ+パンとパンのみとでは食後血糖値が明らかに異なり、パンのみでは急激に血糖値が上昇していました。

食事療法に取り入れた食材や商品について

では、私が食事療法に取り入れた食材や商品をいくつかご紹介していきます。

私の場合、お米よりパンの方が血糖値が上がらなかったため、医師と相談の上、主にパンを主食で取り入れました。

ブランパン

ブランパンとは小麦の表皮でできているパンで血糖が上がりにくいです。

一般的なパンには、小麦全体のおよそ八割を占める胚乳から作られる小麦粉が使われています。

ブランパンはコンビニでも購入でき、ローソンにて販売されています。ローソンにはロカボパンも多種販売されており、分食時に様々な味のパンを取り入れて楽しんでいました。

また、私は代官山のフスボンというお店からお取り寄せもしていました。クルミブレッドやチョコブレッドなどたくさんの種類のブランパンがあり、味もとてもおいしかったです。スイーツも低糖質のものが販売されています。

以下にリンクを貼りますので、是非見てください。低糖質とは思えない美味しさです。

シャトレーゼの低糖質パン

こちらも通常のパンより血糖が上がりにくかったです。

糖質86%カットピザや糖質82%カットテーブルパンなど、とても美味しく食べやすかったです。ピザはもともとが高カロリーなので、半分ずつにして朝食と10時ころの分食に取り入れて食べました。

シャトレーゼには糖質カットのスイーツもあり、たまにのご褒美にアイスを食べたりと楽しみながら糖質制限ができました。実際、スイーツを食べた後、リブレで計測しても血糖値があまり上がっておらず、感動しました。このようなスイーツに関しては主治医の先生と相談の上摂取が望ましいかと思います。


ラカント(砂糖代替甘味料)

ラカントとは

  • 100%植物由来でカロリー0
  • 砂糖と同じ甘さで使いやすい
  • 加熱しても甘さそのまま       参照:SARAYA ラカントS
参照:SARAYA https://www.lakanto.jp/lakanto/

の特徴があります。私は料理に使用する砂糖をラカントに変えて調理しました。

ラカントに出会う前は自分で作る料理をすべて薄味にしたり、市販のお菓子が食べられないので、自分で作りたいけどお菓子作りも諦めたりとストレスMAXでしたが、ラカントを使ってスイーツを作れるようになってからは料理が楽しく、ストレスはあまり溜まらずに済みました。

ラカントのリンクも貼りますので、是非みてみてください。


おからパウダー

おからパウダーは栄養価が豊富で乾燥しており日持ちもするので、生おからよりも使いやすいです。

主な栄養素は食物繊維、大豆イソフラボン、大豆たんぱく質

食物繊維が豊富で便秘がちな妊婦さんにもおすすめです。私はおからが好きなので、生おからも豆腐屋さんで購入し卯の花を副菜に取り入れてました。カロリーも低く、腹持ちがいいのも嬉しいですね。

ハンバーグを作るときの繋ぎの代わりにおからパウダーを使用したり、おからパウダーとラカントを組み合わせて蒸しケーキを作ったりと色々な料理に使えるのでとても便利ですよ♪


ナッツ

ナッツはカロリーは高めですが、食物繊維が豊富で栄養価も高いです。なにより血糖値が上がりにくいです。

私は小腹が空いたときにナッツを食べて対応していました。少しで満腹感も得られますし、仕事中少し口にしたいときにも便利でした。油や塩を使わない素焼きナッツがおすすめです。

まとめ

妊娠糖尿病と診断された後の食事制限はとても辛いです。

”一口あげるよ”という言葉も「食べると血糖があがってしまう・・・。赤ちゃんに影響が・・・。」と考えてしまい、有難く受け止められなくなりますよね。

ただ、現代はいろんな改善策、ロカボ商品が存在していることを知ってもらい、逆に楽しんでもらえればいいなと思います。

病院の看護師さんによく言われたのは、「妊娠糖尿病は終わりがあるから!あと少しだから!」とよく励まされました。

本当に終わりがあると思うと頑張れると実感しました。ただ、頑張りすぎも良くないですし、ストレス過多だと血糖値も上がりやすくなってしまいます。自分のペースで進めていきましょう。

是非、今回紹介した商品・食材を参考にしてみてください。

少しでも同じ境遇のママさんのお役に立てることを願っています。

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